VPP（Volume Purchase Program）アプリの管理はiOS端末が対象となるサービスです。VPPアプリを企業や学校の管理者がまとめて購入し、ユーザーにライセンスを割り当てします。また、配布したVPPライセンスは回収して別のユーザーに新たに割り当てることができます。
※本機能を利用するにはVolume Purchase Programアカウントを取得する必要があります。
1. MoDeM管理画面にVPPトークン登録する
まずVPPアカウントをMDMサーバにリンクさせます。
VPP（https://vpp.itunes.apple.com/）サイトで①サインインします。アカウントの矢印をプルダウンして「Account Summary」を開き、②「Download Token」をクリックしてトークンをローカルに保存します。
次に、MoDeMの管理画面の『VPP』画面を開き、保存しておいた上記②のトークンファイル（拡張子名：vpptoken）をアップロードし、『次へ』を押下します。
【注】MoDeMに登録したVPPアカウントは削除することができません。変更や取消したい場合、Email:modem@ascentnet.co.jp までお問い合わせください。
2. 購入したVPPライセンスを配布する（ライセンスの割り当て）
VPPトークンが正常に登録されると、MoDeMの管理画面にVPPアカウントで購入したアプリ一覧が表示されます。（ライセンスが利用できるようになるまで10分程度かかる場合があります）
(1) OSバージョン別配布方法
(2) VPPアプリの配布
管理画面の①VPPアプリメニューをクリックすると、VPPで購入したアプリが表示されます。②配布するアプリを選択し、右上の③アプリ配布ボタンをクリックします。VPPアプリの配布はiOS9以上・以下でデバイス宛てなのか、ユーザー宛てなのかに分かれます。
⑴ iOS 9以上のデバイスへ配布：
[デバイス」をクリックし、iOS9以上の端末リストから配布先を選びます。
（VPPユーザーとしてAppleID認証は不要）
⑵ iOS 8以上のデバイスへ配布：
[ユーザー]をクリックし、AppleIDでVPP認証を行ったユーザーリストから配布先を選びます。
配布先のデバイスに割り当てられたアプリをインストールするようメッセージが通知アラートが表示されます。
[Appのインストール]を押してインストールを開始します。
割り当てられたアプリをユーザーが戻るでキャンセル、またはインストール後に削除してしまった場合、しばらく時間が経つとインストールアラートが再表示されます。(再表示はOS側の処理となりますため時間間隔は不明です)
(3) VPPユーザー登録 (iOS7〜iOS8.x端末が対象)
VPPトークン連携した状態でiOS9以下の端末にVPPアプリを配布するには、①VPPメニューにて 「②ユーザーリスト」をクリックし、③組織やユーザーを選択して④VPPユーザー追加します。最後に右上の⑤「完了」ボタンを押下します。
MoDeMシステムからユーザーへ招待メール（no-reply@modem.jp）「件名：【MoDeM】VPPアカウントへの登録」が自動送信されます。メールを受信したユーザーは本文にあるURLに接続して、App Storeにサインインします。
その後、デバイスで次の画面が表示され、承諾すれば、ユーザーのApple IDと紐づけられたVPPアプリが割り当てられます。
ユーザーがメールから承認するまで管理画面のVPPユーザーリストには認証待ちとして表示されます。
※VPP認証はApple IDでリンクされ、管理されます。1人のユーザーが複数のデバイスを所有している場合においてもVPP認証（Apple ID認証）は1回で済みます。また、認証を行ったユーザーのApple IDはMoDeMサーバーや管理者に通知されることはありません。
(4) VPPアプリの配布履歴と管理
MoDeM管理画面のVPPアプリのアプリ詳細画面で「配布履歴」をクリックすると割り当てられたユーザーとライセンス数を確認できます。特定ユーザーから割り当てたアプリが不要になった場合、該当ライセンスを回収し、別のユーザーに割り当て直すことができます。VPPアプリの配布履歴画面で①配布済みユーザーまたはデバイスを選択して、②ライセンス回収をクリックします。
VPPライセンスを回収しても30日間の猶予期間があるのですぐにデバイスから消去されることはありません。その間ユーザーは引き続きアプリを使用することもデータを保存することもできます。
しかし、MoDeMの管理画面で該当デバイス削除（MDM解除）したとき、インストールされているVPPアプリは直ちに消去されます。